婦人科手術
当院では、特定の婦人科疾患に対して、院長が連携病院に出張して手術を行っております。基本的に、婦人科手術は入院となります。
これまでの臨床実績と手術経験を活かし、患者様に最善の治療を提供いたします。他のクリニックで治療が難しいと言われた方も一度ご相談ください。
対応疾患
子宮脱
子宮や膀胱、直腸はその位置が下がらないよう骨盤底筋などの筋肉や靭帯という支持組織が支えて正常な位置を保っています。こうした支持組織が加齢などによって衰えたり、出産などによってゆるんでしまうと正常な位置を保てなくなり、位置が下がってきます。こうした状態を骨盤臓器脱と呼びます。
子宮が下がってくるものは子宮脱の他、膀胱や直腸が下がってくる場合もあります。加齢や出産以外では、重いものを持つなど腹圧がかかる動作を習慣的に行うことも骨盤臓器脱のリスクに関係しています。
支える力が弱まって下がってきた子宮は膣に下りてきて、ひどくなると完全に外に出てしまう場合があります。膣から出てくると下着などにすれて出血を起こしますし、完全に脱出している場合には歩行も困難になります。また、排尿や排便による感染リスクも上昇します。
当クリニックでは手術療法を基本としています。手術は中山法(前後膣壁形成術・膀胱底形成術・子宮頚管切断術・肛門挙筋縫縮術)で行い、火曜日の午後に荏原病院にて院長が執刀いたします。
バルトリン膿瘍・バルトリン嚢腫
バルトリン膿瘍・バルトリン嚢腫は、バルトリン線という分泌腺が何らかの原因によって塞がってしまい、分泌された液体が貯まり袋状に膨らんでしまった状態です。当クリニックでは造袋術(開窓術)を行っております。所要時間はおよそ30分ほどです。こちらはクリニックで受けられます。
流産手術
初期の流産手術に対応しております。
生命保険、入院保険等の手術給付金について
個人で加入している生命保険や入院保険は、契約内容によって手術給付金を受け取れる可能性があります。加入されている保険の契約内容、加入された時期、手術の内容や種類などにより受け取れない場合もありますので、手術を受けることが決まったら必ず事前に加入している保険会社にご確認ください。
なお、手術給付金を受け取れる場合は、申請すると保険会社が必要書類を送ってきますので、それを当クリニックにお持ちいただく必要があります。また、診断書の発行は全治した時点で可能になります。